日本歯周病学会専門医/指導医
再根管治療でも、
成功率90%以上!
- 1根管治療1万円で実施
- 国内で50人しかできない「モーラーシステム」実践
- マイクロスコープ+直視で治療期間を短縮
マイクロスコープ利用の「セカンドオピニオン 」実施
当院のセカンドオピニオンは、患部をマイクロスコープで拡大し、
わかりやすく病状と的確な治療をご説明します。
歯の根の周囲に広範囲に炎症が起きている。神経を取り、根管充てんを行った。治療後20年が経過したが、再発はしていない。
当院の根管治療の特徴は?
「根管治療」とは、歯の神経(歯髄)が細菌感染してしまった根の中をきれいにし、薬を詰めて、歯を長持ちさせるための治療のことです。何度も感染し、治療を繰り返すと、歯はもろくなる一方です。そして、最終的には「抜歯」の運命をたどってしまいます。
歯の根の数や形は、人によって様々です。歯の根が重なる、あるいは歯の根が曲がるなどの症状があると、通常の二次元レントゲンでは詳細な診査診断が難しくなります。そこで必要になるのが、三次元で撮影ができるCTです。CTを使用することで、虫歯治療等の歯根の先端の病変発見や、治療後の治癒の状態をより詳細に把握することができます。歯科用CT画像を使った詳細な診断によって、根の病気の完治が目指しやすくなります。
マイクロスコープを使うと、肉眼では見ることができない部位でも確認できます。そのため、治療が必要な部位を拡大して処置することが可能となり、発見できなかった菅を発見できたり、取り切れなかった汚れを綺麗にすることが可能となります。正確性の高い診断ができ、より精密な治療ができます。
このように、「抜歯」を宣告された歯でも、マイクロスコープを使用した精密根管治療であれば、抜歯を回避できる可能性が高まります。
ぜひ当院に一度ご相談ください。
一般的な歯科医院:50%前後の成功率
当院:90%以上の成功率
※根管治療1回目の場合
これだけ大きな違いがあるのは、使える材料、機材、そして治療時間が異なるためです。
以下の表で詳しく比較しています。
根管治療の違い
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一般的な歯科医院
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当院(吉野歯科医院)
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ラバーダム使用
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一般的には× or △
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○(100%使用)
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利用する器具
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ステンレスファイル
※精密な治療が困難
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ニッケルチタンファイル
※精密な治療ができる
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マイクロスコープ
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× or △
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○
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来院回数
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4〜8回
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1〜2回
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治療薬
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ゴム
※再発リスクが高い
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MTA
※再発リスクが低い
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治療法の選択は、患者さんが行います。上記のことを十分に説明し、ご理解の上で、判断をお願いしています。
当院の根管治療の成功率が高い理由
米国式根管治療の成功率が非常に高い要素は、以下の2点です。
「マイクロスコープ」を使って拡大された術野を確保
無菌状態で治療を行う
それぞれの具体的な例をご紹介します。
直視下でスムーズな治療を可能にするマイクロスコープ「モーラーシステム」
根管治療とは、歯の根の奥を治療することを意味します。暗い、狭い、細かな分岐があるなど、繊細な治療となります。肉眼での治療には限界があります。そのため、当院では「マイクロスコープ」を利用した治療を行います。
当院が使用するマイクロスコープは、「モーラーシステム」と呼ばれる直視下で治療できる特別なマイクロスコープです。
少し専門的なお話になりますが、一般的なマイクロスコープは治療部位をまっすぐにしか確認できません。歯の内部は複雑ですから、そのまま覗き込んだだけでは見えない部位が出てきます。
そのため、ミラーを使用して上下左右が反転した鏡視したでも思い通り手技ができるようトレーニングを積む必要がありました。
しかし、モーラーシステムのマイクロスコープは直視下での治療が可能なため、従来のマイクロスコープを利用した時よりも治療期間を短縮することができます。
このマイクロスコープを使用した例が下記になります。画像でもわかる通り、「同じ部位」を肉眼とマイクロスコープで見た場合、これほど視野が異なるのです。
マイクロスコープを利用すれば、いくつものメリットが生まれます。
- 治療回数・来院回数を大幅に減らせる(1回~3回)
- 成功率が格段に向上
- 抜歯のリスクを低減
- 再発率の低減
- 根管を見逃すリスク低下
- 歯根破折の診査・診断精度の向上
- 破折ファイルを精密に除去
無菌状態で治療を行う
当院の根管治療の成功率が大きく高い理由は細菌感染を徹底的に防ぐ点です。
手術中、根管内に細菌が含まれた唾液が侵入すると、細菌感染をする場合があります。これを防ぐために「ラバーダム」というゴムシートを利用します。
ラバーダム防湿とは
治療する歯をゴムシートで隔離する方法をラバーダム防湿といいます。
虫歯が大きく広がっていると、ゴムシートではラバーダム防湿ができない場合があります。そのときは隔壁(歯の回りにレジンなどで壁を作る)を作りラバーダム防湿の環境を整えます。
ラバーダム防湿は感染防止のほか、治療する歯が見えやすくなる、治療中の材料の誤飲を防止できる、などのメリットも生まれます。
根管内を洗浄する「ジロソニック」
ファイルを使用して根管内を清掃した際に、細かな削りカスが生じます。
この削りカスには細菌がたくさん付着しています。そのため、当院では「ジロソニック」と呼ばれる器具を利用しています。
手用の器具では除去が難しい削りカスも、「音波と水流の力」を使用して洗浄するジロソニックであれば、根管内の隅々まで綺麗にすることができます。
MTAセメントの利用
根管治療の仕上げとして「根管補填」を行います。具体的には、細菌の侵入を防ぐために、歯の神経を取った際に空洞になった根管内を薬剤で防ぎます。
通常の歯科医院では、ゴムのような「ガッタパーチャ」という素材を使います。しかし、当院では「MTAセメント」という特殊な薬剤を使用します。MTAセメントには、次のような効果があります。
・患部の殺菌効果
・歯の組織再生効果
保険治療では「無理な治療」も治療可能になる場合もあります
歯の根に「膿」がたまるほどひどい病状の場合、抜歯を勧められてしまいます。そのようなケースでも、当院では次のような処置で抜歯を回避する場合があります。
「歯根端切除術」
根の先にたまっている「膿」を外科治療で除去する手術です。
「被せ物の精度」も根管治療の成功率に関係します
根管治療は最後に被せ物をして終了となります。そして、この「被せ物」の「精度」も成功率に影響を与えます。
人工物を被せることで、歯と被せ物の間に「隙間」が生じ、細菌が入り込み、再感染が起こる場合があるためです。
「精度が悪くなる被せ物(保険の素材)」
歯と被せ物の間に少しでも隙間があると、細菌が入り込む可能性が出てしまいます。それにより、再発する可能性が生じます。
「精度が高い被せ物(自費の素材)」
歯と被せ物の隙間がないほど、細菌が入り込む余地がありません。精度の高い被せ物なら再発を予防できます。
下の表は根管治療と被せ物の「精度」と「成功率」の違いを比較したアメリカの統計です。
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根管治療の精度
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被せ物の精度
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成功率
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パターン1
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○高い精密度
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○自費
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91.4%
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パターン2
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△中度の精密度
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○自費
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67.6%
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パターン3
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○高い精密度
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×保険
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44.1%
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パターン4
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×低い精密度
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×保険
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18.1%
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この表から明確となるのは、たとえ根管治療が高い精度であっても、被せ物の精度が悪いと成功率は激減するということです(パターン3)。
根管治療が高い精度で、さらに被せ物の精度が高ければ、治療の成功率が91.4%と非常に高いスコアになっています(パターン1)。
また、被せ物の精度とは「セラミックなど自費の素材ならば精度が高い」わけではなく、被せ物を製作する歯科技工士の腕も伴っている必要があります。
当院では院内に「歯科技工室」が設置されており、歯科医師と歯科技工士が連携して被せ物の製作を行っています。これ以上ないほどの精度の高い被せ物を製作できる環境があるのです。
このほか、院内に歯科技工士がいると様々なメリットが生まれます。
- 被せ物の色や形など、患者さんのイメージ通りに製作できる
- 被せ物を外部に委託しないので治療期間が短縮できる
- 少しでもイメージの違いがあった場合、その日のうちに対処できる