歯周病に効く歯ブラシについて

自宅でのセルフケアと歯科医院でのプロケアの違い

みなさんは、ご自身で歯をどのようにきれいに磨いていますか？この記事をお読みになる方で、一日に一度も歯を磨かないという方はおそらくいらっしゃらないと思います。場合によってはフロスや歯間ブラシなど、清掃補助用具を使っている方もいらっしゃると思います。こだわりのマウスウォッシュをお使いの方もいるかもしれません。どれだけきれいに磨いていても、歯周ポケットの中までは自宅できれいにすることはできません。また、歯茎の中がどうなっているかなんて、想像もつかないと思います。当院では、そんな見えない歯茎の中を、拡大鏡や顕微鏡を使って、ありとあらゆる器具を使って、丁寧に探知し、きれいにしています。

正しい歯ブラシの使い方

自宅で歯磨きをされる際は、次のポイントに注意してください。

1. 歯と歯の間に、歯ブラシを入れる
2. しっかりと歯の間に歯ブラシが入ったら、出さないで振動させる
3. 磨いているときに音をさせない

歯磨き粉について

歯磨き粉には、為害作用といって、ちゃんと磨き切る前に歯磨きを終了させてしまったり、研磨剤によって根面を削ってしまったり、悪い面も持っています。

そのため、最初に歯を磨く際には、何もつけない状態でブラッシングをするようお勧めしています。使用したい場合は、最後に塗るようにして使うといいと思います。

歯を綺麗にするだけでない歯周病治療

歯医者さんに通うとき、「歯の掃除をしてもらう」というのが患者さん側の認識だと思います。しかし、長年通っていて、だんだんとご自身の健康観が高まり、「歳を重ねても自分の歯で楽しく食事がしたい！」「白い歯で大きな口を開けて笑える日々を過ごしたい！」と思うことはありませんか？当院のスタッフは、患者さんがそうあってほしいと心から願い、必要な情報提供を行っています。ただ歯の掃除やメンテナンスに行っていただけのはずが、気が付けば、食事に気を付けるようになっていたり、寝る前にしっかりと歯を磨くようになっていたり、ちょっとした変化に気が付くはずです。そんなきっかけになるように、まずは歯磨きの仕方から、普段のやり方を振り返って一度試してみてください。一か月もすれば、歯茎の調子がどんどん良くなっていくのがわかるはずです。