ナイトガード(マウスピース)について
2024年6月6日
ナイトガードとは、歯ぎしりの治療の際に使用するマウスピースです。
ストレスの多い現代人は、個人差はありますがほとんどの方が歯ぎしりをしています。
ストレスによる脳のリフレッシュに、歯ぎしりが効果的であることが証明されていますので、歯ぎしり自体は悪いものではありません。
ですが、歯牙や顎関節に無理な力が加わると様々な問題が起こります。
当院でマウスピースを入れていただく患者様は
- 歯周病患者様
- 顎関節症患者様
- 虫歯患者様
1.歯周病で骨をつくる手術をする場合、無理な負担がかかると非常に結果が悪くなります。
またプラークにより炎症の起きている部分に歯ぎしりによる無理な力が加わると歯周病が悪化することが証明されております。
2.顎関節症は顎の関節に無理な力が加わることによって起こります。
噛み合わせが悪い方にはこの症状が多くおこるため矯正することをお勧めしますが、顎や筋肉の痛みをなくすために、マウスピースは非常に有効です。このマウスピースにより肩こりや頭痛が軽減することもよくありますが、これはマウスピースにより噛み合わせが変化すると全身の筋肉が弛緩し、体全体の骨格が変わるためです。
3.虫歯は、プラーク(細菌)によって起こりますのでプラークコントロール(歯ブラシやクリーニング)は非常に重要です。
そのような方の多くは、歯ぎしりにより歯に亀裂が入り、そこに細菌が入り込んで虫歯になるパターンが多いです。
夜寝る時に透明のプラスチック製のマウスピース(ナイトガード)を装着してもらうことによって、歯や顎の関節にかかる負担を軽減します。
マウスピースを使用した事により、顎の痛みや歯の痛みが軽減したという報告をうけております。